あなたは、一人塗装屋ですか?
一人で外壁塗装の仕事をしていると、もし誰かから「職人を雇え!」と言われたらどうしますか?
一人塗装屋のままがいい、職人を雇わないと決めた時どう対処するかお伝えします。
「職人を雇え」と言われた場合の対処
一人で塗装をしていることには、メリットもあればデメリットもありますね。
そのメリットをとり、デメリットを覚悟してこそ「一人」を貫くわけです。
もし「職人を雇え」と言われたらどうするか。誰に言われるかで対応は変わるでしょうね。
・「そうですね」と適当に流す
・職人を雇うデメリットを説明する
・一人のメリットを説明する
といった選択肢があります。
誰にどこまで説明するか
家族など親しい存在には、一人で外壁塗装を続ける理由をきちんと伝えておくほうがいいでしょう。
ただ、友人や同業者にまで詳細に説明する必要はありません。
外壁塗装の業界では、一人で仕事するのは少数派かもしれませんが、納得して選んだ道なら、無理に周囲へ広めなくても大丈夫です。理解してくれる人がいればそれで十分です。
もし家族から反対されると辛いとは思いますが、そこで意見をひるがえしてしまうと、自分の軸が揺らいでしまうかもしれません。
「職人を雇え」と言われて揺れてはいけない
「職人を雇え」と言われて、
・「やっぱりそうかな」と迷ってしまう
・反論できずに受け入れてしまう
・流されて勢いで雇ってしまう
そんな状況に陥るなら、もしかすると自分自身の軸が弱いのかもしれません。
これは外壁塗装の仕事に限らず、独立してやっていく上では共通して言えることです。
独立後に選んだ道は、できるだけブレずに進めたいもの。もちろん、最初は迷っても構いませんが、いつまでも揺れ続けるのは自分にも周囲にも良くありません。
そもそも「職人を雇え」と言われる背景には、いろいろな見方や慣習があるでしょう。
・塗装業界では「組織を持つのが普通」という風潮
・雇用を生むことが社会的に良い、という考え方
・「一人でやっているのは成功していない証拠」という圧力
などなど。しかし、私は正直「そんなの関係ねー」と思っています。もし反論する必要があるなら、こんなふうに考えてはどうでしょう。
・「それが常識」 → 「誰の常識ですか? 私にとっては当てはまりません。」
・「雇用を生んでいない」 → 「代わりに質の高い塗装サービスで、間接的に業界を盛り上げています。」
・「一人=成功していない」 → 「私にとっての成功と、他人の考える成功は違います。周囲の評価はあまり気にしていません。」
今の私も「社員を雇え」と言われることはありません。
そもそも、「○○すべきだ」と他人に言われるうちが花というわけでもなく、言われたら言われたで厄介なもの。私としては、そんな話をされる時点で「負け」だと思っています。
「職人を雇え」と言われたら負け
私の感覚では「社員を雇え」と言われる時点で、どこかで相手に隙を与えているのかもしれません。
だからこそ、そう言われる可能性がある相手には、距離をおくか、最初から「一人で仕事をしている」というスタンスをきちんと打ち出しておくのが得策です。
私自身、今でも
「一人で外壁塗装Web集客をやっている」
「大きな組織化は考えていない」
と発信しているので、周りから「人を雇ったら?」と言われることはなくなりました。
人間関係も整理が必要
独立後の人間関係はある程度整理すべきです。
お客様だとしても、「一人でやっている塗装屋さんは不安」と思う方には、そもそも自分のスタイルが合わない可能性が高いでしょう。
事前に「一人」ということを明確に伝えておき、「それで大丈夫かな?」と疑問を持つような方は最初から来ないようにしておく。
そうすれば「職人を雇え」なんて言われることも減りますし、言われても「それはうちではやらない方針です」とハッキリ断るだけです。
まとめ
一人で外壁塗装をするメリット・デメリットを理解して貫く。
「職人を雇え」と言われたら
・「そうですね」と適当に流す
・職人を雇うデメリットを説明する
・一人のメリットを説明する
そして、
・誰のために雇うのか⇒ 自分が納得しないなら雇わない。
・情報発信をしておく⇒ 一人でやっていることを周知し余計な干渉を防ぐ。
・ブレない軸を持つ⇒ 最初は揺れてもいいが、いつまでも揺れ続けないようにする。
独立当初の私は、このあたりを曖昧にしていたので、周りからあれこれ言われてしまった経験があります。
今は「一人で仕事をしている」と最初から伝えているので、誰にも言われません。
一人塗装屋も、一人でやりたい理由が明確にあるのであれば、その軸を大切にしていきたいですね。