あなたは、下請けを脱却したら毎日が順風満帆だと思いますか?
しかしやっとの思いで、安くてキツイ下請けを脱却しても不安は拭えません。
安定させることは簡単ではなく、思っていたよりも楽しめません。
そこで塗装業者が下請けから脱却して、楽しむためにどうしたらいいか?改めて考えてみました。
食べていけること
下請け脱却後に楽しむために必要なのは、まずは食べていけるかどうかでしょう。
・安定した集客がない
・売上が少ない
・お金、資金繰りに不安がある
では、まったく楽しめません。
しかしどれぐらいの売上(お金)があれば、不安がなくなるのでしょうか。
1億以上ですか?
この先、不安がなくなるまで売上を稼ぐのは現実的ではありません。
『ある程度売上利益があって、すごく不安があるわけではない』という状態が現実です。
イイ感じで仕事を請けることができ、時間とお金のバランスがとれる状態を目指したいものです。
売上を増やせば楽しめるか?
まとまった売上を稼げるにこしたことはないですが、そうでなくても楽しむことはできます。
逆に売上を増やそうと思えば問題も増えます。
・職人不足
・人間関係のトラブル
・人、物の管理コスト
他にもあり、面倒くさいことを解決していかなくてはいけません。
『売上を増やせば楽しめる』というわけではないということです。
時間があること
時間があるかどうか。これも楽しめるかどうかに関係しますね。
激づめのスケジュールで休みがなければ楽しめません。
売上を増やすことができても、時間がなくプライベートを楽しめないと意味がありません。
生きていくためには仕事だけではありませんので『仕事とプライベートも楽しむ』という両立も大切だと思うんです。
家族旅行や恋人とデートしたり、自分の趣味の時間はもっと大切ですよね。
そうなると、ある程度の売上で時間もあるというのが現実的です。
「ある程度」をどこに設定するかは人それぞれですが。
私の場合は、
・人を増やさずにすむ仕事の内容
・一人でできる仕事量に減らすか止める
・平日に1日は予定なしの日を入れる
・趣味や体験したいことがあればすぐに行けるようにする
など、ある程度の売上と時間を両立させています。
ガンガンに売上アップを目指すと、こういったことができません。
あえて売上を右肩下がりにして、時間を作っているんです。
「そんなんでよく食べていけるね」と結構言われますが(笑)
まとめ
塗装業者が下請けを脱却しても、決して楽にはなりません。
逆にやることが増えて、下請け時代より忙しくなることがあります。
ただ、元請けを目指すことは大切です。
ずっと下請けだと、安くてキツイ仕事のままで変わりません。
なので小規模の元請け業者になることをおすすめします。
小規模で利益を増やす業者が、コロナ禍でも生き残っていけます。
固定費をとことん無くし、営業できる方法を探るのは経営を安定させるために必要です。
小規模経営で、仕事と時間を自分でコントロールするんです。
規模拡大は抑えて、着実に利益率アップを狙うことで多くのメリットがあるんです。
利益が増えれば多くの事に投資ができ、それが会社の信用、発展につながります。
会社の信用、発展につながれば、安定した収益になるんです。