塗装業のWEB集客では、単に自社の紹介・PRだけでなく顧客が必要とする情報をブログで積極的に発信し続ける事が大切です。
ブログの情報発信に積極的に取り組むと、サイトの訪問者を増やすためにブログタイトルの付け方をどうすべきか悩みが生じる事も少なくありません。
本記事では、WEB訪問者を増やすためのブログタイトルの付け方について紹介したいと思います。
1. ブログタイトルの付け方5つのポイント
ブログタイトルの付け方5つのポイントを、塗装業界での事例を出来るだけ示して説明したいと思います。
1-1. 読むメリットが伝わるタイトル
ブログ記事を読む人は、一般的にキーワードを入力・検索してサイトに訪れます。
この時リストアップされた多くのサイトのどれをクリックするかは、検索結果に出るタイトルを見て決めます。
タイトルを見ただけで読むメリットが伝われば、アクセスしてもらえます。
例えば、あなたが外壁塗装を検討していて、遮熱塗料に興味がある場合、以下の2つのタイトルどちらを読みたくなりますか?
・遮熱塗料について
・遮熱塗料でエアコンの電気代を節約!
後者のタイトルの方が、メリットがダイレクトに感じられ、読んでみようと思うはずです。
この例の様に、タイトルを見ただけでメリットが伝わる事が非常に重要です。
1-2. タイトル文字数は全角32文字以内
検索エンジンでは、検索結果として全角32文字までが表示されます。
それ以上の文字数になると、末尾が・・・と表示されてしまいます。
タイトルの文字数は32文字以内に収め、タイトル全体が表示されるようにする事が大切です。
どうしても文字数がオーバーするなら、最も伝えたい部分を前半に入れ、後半が省略されても伝わるようにしましょう。
1-3. 具体的な数字を入れて興味を高めるタイトル
ブログタイトルに具体的な数字を入れる事で、より興味を抱いてもらい読んでもらいやすくなります。
例えば先に使用した事例において、具体的な数字を入れるとさらに興味を引くはずです。
・遮熱塗料でエアコンの電気代を節約!
・遮熱塗料で夏の室温を3℃低減!これでエアコンの電気代が大幅節約
遮熱塗料で夏場の室温が3℃低減できると数字を示す事で、エアコンの電気代がなぜ節約できるのか具体的にイメージでき、さらに興味を引くはずです。
数字を適切に入れる事で、読んで見たいと言う気持ちを高める事ができます。
1-4. 狙いのキーワードを入れたタイトル
ブログ記事のタイトルには、その記事が狙っているキーワード、すなわち上位表示させたいキーワードを必ず含める事が鉄則です。
例えば『遮熱塗料 電気代節約』で上位表示を狙うなら、以下のタイトル例では、2つのキーワードが含まれている後者の方が上位表示されやすいです。
・遮熱塗料について
・遮熱塗料でエアコンの電気代節約が可能!
1-5. クイックとイージーを印象付けるタイトル
人は行動を起こそうとする際に、「手軽に、簡単にできる」や「早くできる」と言う事が魅力的に映るものです。
・たったこれだけでOK
・初心者でも出来ます
と言った用語をタイトルに含めれば、簡単ですぐにできると言う印象を持ってもらえ、アクセスの増加が期待できます。
塗装店の場合なら、最初の相談の段階やアフターフォローの際に、一方を頂ければすぐに駆け付けると言った事を訴求するタイトルに応用できます。
2.ブログタイトルの9つの表記テクニック
ブログタイトルの付け方のポイントは前項で記載した通りですが、さらにキャッチ―で読む人の心に響くタイトルとするため、9つの表記テクニックついて補足的に説明します。
2-1. 「〇つのポイント」や「〇つのステップ」と数字を入れて表記
自社を紹介する場合に「××塗装店の5つの強み」や「外壁塗装の4つのステップ」のように数字を織り込んだタイトルにすれば興味を引く事ができます。
読む前に記載内容のポイントがいくつあるのか明らかにされている事で、読む人が頭を整理しつつ読めるので記憶にも残りやすくなります。
2-2. 誰に訴求したいのかを「~な方への×××」と表記
例えば「外壁塗装を考えている人が、事前に知っておくべき塗装の知識」と表記する方が単に「塗装の知識」とするより遥かにインパクトが強くなります。
2-3. 一般的な常識を覆すかのような表記
多くの人が常識的に思っていることを逆説的に言われると、なぜだろうと疑問に思い、その疑問を解消したいと読んで見たくなります。
この心理を突いたタイトル表記にすれば、インパクトがあるタイトルになります。
例えば「単価の高い塗料の方が長い視点では安くなります。その理由とは?」とすれば、なぜそんなことが言えるのか、その記事を読みたいと思うはずです。
2-4. タイトルですべてを表現せずに、末尾を疑問形で表記
タイトルを見て伝えたいことが分かる事も大切ですが、末尾を疑問形にして少し不明な点を残してやると、疑問点を知りたくなり、読んでみたい気持ちになるはずです。
例えば「見積もり金額が安い業者は良い業者なのか?」のようなタイトルとすれば、なぜそう言えるのか知りたくなるものです。
2-5. 「×××の方法」や「××術」のような課題解決的な表記
記事を読もうとする人は、単に知識を増やしたいと考えているのではなく、どうしようかと悩んでいる課題を解決できる事を望んでいます。
「塗料の種類」よりも「塗料の種類と選定方法」とする方が、自分の悩みを解決してくれる期待が持て、興味を引くタイトルになります。
2-6. 見る人の悩みに対する共感の表記
塗替え見込み客には、何らかの悩みや課題を抱かれている事が少なくありません。
先に記載した、その課題を解決ができると期待させるタイトル表記とする方法の他に、その悩みや課題に共感する表現で注意を引く方法もあります。
例えば「雨漏りが心配?台風シーズン前に屋根・外壁塗装を行う重要性」と最初に心配な点を表記して、この共感で注目を引くのです。
2-7. 真逆の事を対比させる表記
成功と失敗や、得すると損する等の真逆の事を対比する表現を使う事で、その違いが気になり読んで見ようと思う人が増えます。
例えば「成功する業者選び、失敗する業者選び。その違いとは?」のような表現を使うと、強い関心を持ってもらえます。
2-8. 信頼を高めるプロである事を訴求する表記
人は話しを聴いたり文章を読む際に、それがどれほど信頼できる人の話や文章なのかで。聴きたい読みたいというモチベーションが大きく違ってきます。
信頼できるプロが書いたブログである事をタイトルに打ち出すと、読んでもらえる確率が高くなります。
例えば「塗装一筋20年のプロ職人が解説する×××」や「一級塗装技能士が教える×××」と、熟練度や資格で権威付けする事で信頼できる記事だと読んでもらいやすくなるのです。
2-9. 成果が得られている事を示す体験談風の表記
人が何かを見聞きした時に信頼できると感じるのは、実際に成功した体験談ではないでしょうか。
実証されている信頼性の高さを暗に訴えるタイトル表記とすれば、信頼でき、読もうと言う気持ちになりやすいのです。
例えば「5年間の塗装前チェックで分かった下地劣化しやすい住宅の部位」と言ったタイトルにすれば、職人が体験し、蓄積したデーターによる記事だと信頼度が高まるのです。
まとめ
以上の様に、5つのポイントと9つの表記テクニックを理解して、読む気を起こさせるブロブタイトルを付けましょう。
もちろんタイトルに見合った、満足してもらえる内容・情報である事が大切であるのは言うまでもありません。
単に情報発信を続けるだけでなく、タイトルにも注意を払い、自社のブログへのアクセスを増やす努力を続ける事が、WEBマーケティングを成功させるためには極めて重要です。