外壁塗装業界においても、飛び込み営業等の従来型の効率の悪いマーケティング手法から、WEBマーケティングへの転換の重要性が増しています。
自社のWEBサイトを開設し、そこで代表の想いや経営理念、また自社の強み等を発信する事は当然です。
さらにブログを通じて、塗装を考える顧客が『知りたい情報』を発信する事が大切です。
顧客が知りたい情報を発信する事で、顧客の信頼を獲得し自社のファンとするのです。
そして屋根・外壁塗装を行う際には、指名で相談を受けるまでの関係性を、ブログを通じて構築する事が大切です。
こうした関係性を構築するためには、まずブログへのアクセス数を増やす事が前提となります。
本記事では、塗装業のブログへの集客を高め、WEBマーケティング・集客を実りあるものとするための方法を10項目にまとめて紹介します!
1.ブログのキーワード選定
顧客が何かを知りたいと考えて検索する場合には、当然キーワード検索します。
例えば
・「壁のひび割れ 工事」
・「屋根 雨漏り工事」
・「〇〇遮熱塗料 効果」
・「サイディングの2色 おすすめ」
・「〇〇市 おすすめ塗装業者」
顧客が知りたい内容のキーワードをベースとして、ブログ記事を作成することが必要です。
いかに正しいキーワードを『Googleのキーワードプランナー』で選定するかがアクセス数の土台となります。
思いつきで記事を書き続けるのではなく、アップする記事を体系的に考え、キーワードリストを最初に作成すべきです。
2.ブログの検索意図の把握
次にキーワードリストに従って記事を作成する際には、顧客が何を知りたくて、そのキーワードで検索するのかを把握することが重要です。
検索意図を具体的に把握する方法として、選定したキーワードで実際に検索し、どんな記事が上位表示されているのか、また関連キーワードとしてどんなものが上がって来るのかを参考にするのがお勧めです。
これにより、顧客の検索意図が把握でき、それに沿った記事を作成してアップする事で上位表示の可能性も増します。
検索意図に合致しない的外れな記事を、いくら作成しても上位表示される確率は低く、顧客の目に留まる確率は小さくなってしまうのです。
3.ブログのブランディング
ブランディングとは、「○○塗装会社」の記事だから読みたいと言う読者を増やすことです。
すなわち、ブログにおいて自社のブランドを確立すると言う意味です。これが出来れば、会社名で検索してブログにアクセスしてもらえたり、ブックマークに登録して頻繁にサイトを訪問してもらえるようになります。
多くの人にも知ってもらえればと思える記事なら、SNSを通じて発信してもらえる事も考えられます。まさに自社のファンになってもらえるのです。
こうしたブランディングを確立するために、書き手のパーソナリティーや会社のスタンスが、読み手の心を捉えることが重要です。
考え方・主張が一貫していることと、丁寧になり過ぎずかつフランク過ぎない文体と、リズムのある文章で記事を書く事が大切です。
4.ブログタイトルの改善
タイトルは検索時の表示順位に大きく影響することは、言うまでもありません。
タイトルに先に記載したキーワードが織り込まれ、検索意図に合致しており、かつ読者の興味を誘うタイトルとすることが重要です。
もしタイトルを適当に付けているなら、キーワードを意識したタイトルに変更するだけで、アクセス数は着実に増えるはずです。
5.ブログのディスクリプションの改善
ディスクリプションとは、「meta description」のことで、検索エンジンにも表示される、コンテンツの概要を説明する文章のことです。
ディスクリプションを読むことにより、そのサイトや記事に、どのようなことが書かれているのかを知ることができます。
このディスクリプションは検索順位には影響しませんが、実際にクリックしてもらえるか否かのクリック数には影響します。
記事内容を端的にまとめて、クリックしてもらえるように工夫することも大切です。
そのためには、120文字程度の簡潔な文章とし、キーワードやページ内容との関連性を高めて、ページ内容を要約することが重要となります。
6.ブログの動線改善
ブログの動線改善とは、ブログ内の記事を沢山読んでもらう仕組みを構築することで、回遊率を高め、訪れた人のページビューイングを増やす方法です。
ページビューイングはSEOにも影響するとされており、検索数を高める効果も期待できる項目です。
この動線改善方法の具体策としては、以下の様な項目が挙げられます。
・記事一覧ページ(目次)の作成
・記事の人気ランキングの設置
・サイト内検索の設置
・関連記事への誘導
・グローバルナビの設置
こうした具体策は比較的簡単に出来ることなので、ぜひ実践されることをお勧めします。
7.ブログのカニバリ対策
カニバリはカニバリゼーション(共食い)の略で、同じ検索意図を持つ類似記事が重複している状態を指します。
同じキーワード対策の記事が重複して存在すると、Googleの評価が記事毎に分散してしまい、結果としてどの記事も上位表示が得られにくくなります。
これを改善する方法として、類似記事を統合してまとめることがお勧めです。
その際には、検索順位やトラフィック数が最も高いものを残し、そこに統合しまとめる方法を取るのがベストです。
8.SNSとブログの連携運用
情報を入手したいと目的意識を持っている顧客は、検索エンジンにキーワードを入力してサイトを調べます。
しかし、潜在的にそろそろ外壁塗装を考えるべきタイミングだと思っていても、必ずしも自ら情報を取りに行こうとする人ばかりではありません。そんな人に向けて、SNSから自社のサイトへ誘導することも必要です。
全てのSNSを活用することは難しいでしょうが、最低限Twitterの活用は考えるべきでしょう。
施工に工夫を凝らして難しい課題をクリアしたことや、新しい塗料がメーカーから出た情報など、興味を引くなどの活用で十分です。
Twitterと自社サイトの連携策を取って置き、興味を持った方を自社サイトのブログ記事へと誘導するのです。
一職人としての個性を発揮した文体でつぶやく事で、広い層に訴求する効果も期待できます。
9.メルマガとブログの連携運用
ブログは顧客側が訪問するもので、呼び込む施策は講じられても、顧客にダイレクトに情報を届ける事が出来ません。
その欠点を補い、企業側から顧客に直接アプローチできるのがメルマガです。
メルマガとブログの連携も、ブログへのアクセスを増やすためには有効です。
ブログ内にメルマガ登録ページを用意してリストを集め、新着記事や各種キャンペーン情報等を流すのに活用するのです。
メルマガ登録を増やすためには、記事下にリンクやバナーを設置して登録ページに誘導するのが一般的です。
10.広告出稿の活用
自社サイトやブログに集客するためのポイントを、本記事で説明して来ました。
しかしこうしたポイントを押さえてブログを書き続けても、短期間に集客する事は簡単なことではありません。
そこで集客を早期に高めるために、リスティング広告を活用することも良いでしょう。
・Yahoo!ならプロモーション広告
・Googleならアドワーズ広告
広告出稿には費用が掛かりますが、サイトへの集客がなければ、読者の記事に対する評価を知ることも出来ませんし、何よりブログを書き続けるモチベーションも維持できません。
こうした点から、ブログに一定の集客が出来るまで、費用を掛けて広告を活用することも考えるべきと言えます。
まとめ
ブログ作成時の注意ポイント、そしてSNSやメルマガとの連携、広告の活用について説明しました。
ブログを書き続けることは大変で、効果が出るまで6ヶ月以上かかることもあります。
しかし、継続し続けると突然お問い合わせがきて、そこから毎月安定した集客につながるんです。
実際にブログを書き続け、毎月平均4件のお問い合わせにつながっているパートナー業者が多くいます。
本記事等を参考にしてブログ集客を高め、WEBマーケティングの実を上げられる事を願っています。