あなたは、下請けの仕事を減らしたいと悩んでいますか?
今も下請け仕事しかないなら、減らすと食べていけなくなります。
食べていくためには、下請け仕事を増やさないといけませんが「下請け仕事を減らす」ことも大切です。
お金もマインドもダメになる
独立当初なら、もちろん多くの仕事はありません。
売上5億あった業者も、独立当初は片っ端から電話して仕事を取っていたそうです。
仕事がないので
・元請けの安くてキツい仕事
・一週間出張する仕事
・元請けのトラブル対応させられる仕事
・休みがない仕事
など、断ることができません。
食べていくためには必要な仕事ですが、こういった下請け仕事を増やせばいいというものではありません。
利益や時間もない下請け仕事を請け続けると、お金もマインドもダメになっていき、抜け出すことができなくなります。
「下請け仕事を減らす」なんて考えられないことかもしれませんが、実は大切なことです。
下請け仕事を減らすべき理由
割に合わない下請け仕事は減らすべきです。
なぜなら
・利益は増えることはない(安いまま)
・時間は限られている
・望む仕事ではない
などです。
下請け仕事は売上はあるが利益はほとんどありません。
材料費などコストは年々上がっていくので、この先もきついままです。
利益がないから、数をこなさなくてはならず、そうなると休みもないなど負のスパイラルになるんです。
そして、あなたの時間は限られています。
時間が限られている分、自分のやりたい仕事を選べません。24時間働けるマシーンではないので。
外注や職人を雇うことで、その時間を増やす方法はありますが、人、物の管理コストは上がり利益を圧迫します。
時間が限られている以上、本当にやりたいことがあったら減らすしかありません。
その仕事が望まないこともあります。
本当は一般の戸建をやりたいが、大規模修繕や手続きが多い役所の仕事がほとんどなら、なおさら減らしたいものです。
時間が足りない、望まない仕事を修正したいなら徹底的に減らしていきましょう。
では、具体的にどう減らすか。減らす基準があります。
下請け仕事を減らす基準
下請け仕事を減らす基準として、たとえば次のようなものがあります。
・憂鬱になる仕事
・モチベーションが下がりきった仕事
・入金が遅いまたはない仕事
といった元請けがらみの仕事です。
元請けから紹介された仕事が憂鬱になるなら、減らすことを考えましょう。
ガマンして続けていても、よくなることはありません。
モチベーションが下がりきったものは減らしたいもの。逆にモチベーションが上がる仕事なら請けてもいいと思います。
・試したかった施工がある
・スキル、経験になる
・やっていて楽しくおもしろい
など、自分にとってやりがいにつながるなら大切なことです。
他には元請けから入金が遅れる、入金がないという仕事は絶対減らすべきです。
事情はあるでしょうが、きちんと支払日に払ってくれなければ元請けを変えるぐらいの覚悟が必要です。
逆に売上が多い仕事も減らす対象となりえます。全体の売上に占める割合が大きすぎるなら、依存しすぎているということ。
・元請けが倒産する
・下請けの突然の変更
など、リスクがあります。こういったことは下請け業者にとってどうすることもできません。
増やすのは自社の仕事
下請け仕事を減らす代わりに、自社の仕事を増やしていきましょう。
増やす方法として
・集客用ホームページを作る
・施工ブログを書く
・チラシを撒く
など、自ら行動することで増えていきます。
下請けから集客用ホームページを作成して、自分の知識、技術を施工ブログで配信し続けることでお問い合わせにつながります。
・外壁のヒビ色あせの補修方法
・なぜ下塗りが大事なのか?
・屋根だけ外壁だけの塗装は可能か?
・養生をみれば職人の技術が分かる
・あの〇〇塗料の効果について
・サイディングってどうなの?
・梅雨の塗替えはやらない方がいい?
・業者選びのポイント
など、客の不安や悩みを解決している内容です。
実際に「サーモグラフィーの効果」のブログをみて、お問い合わせにつながり140万の契約になったパートナー業者がいるんです。
自社のビフォーアフターの実績がなくても問題ありません。
地域にチラシを撒けば、相みつ効果が高くなります。相みつ相手が名のある会社でもビビってはいけません。
一人、小規模だからこそ比較的安価な金額で取れることが多いです。
自社の仕事を増やして、利益、時間も増やして大切な自分の人生を取り戻しましょう。