来る日も来る日も下請け仕事だと、さすがにつらくなってきませんか?
でも、自分のお客さんがいないから、元請けから仕事をもらわないとやっていけない。
そんな事情も理解できます。
そこであなたに考えてもらいたいことがあります。
「いつまで今と同じように下請けを続けることができますか」
そして
「いつまで下請けを続ければ、豊かな生活を送ることができるでしょうか」
さらに
「今のままで、家族とゆとりのある暮らしをおくることができますか」
いかがでしょうか。
3つの質問にすぐ答えられないのなら、今回の記事があなたに豊かな生活、ゆとりのある暮らしを手に入れるきっかけになると思います。
1: 下請け脱却マインドを設定
下請けからの脱却には、進める順序があります。
というのも、いきなり明日から
「下請けやめるぞ!」
と宣言してみても、仕事がなくては生活できません。
ですから、下請けをしながら自分たちのマインドを変化させていってほしいのです。
下請けマインドから元請けマインドへ。
例えばお客様との関わり方を変化させる必要があるでしょう。
今までなら現場での対応も「元請けが説明しているから」という感覚だったかもしれません。
ここを今日から「元請けと同じ対応をする」ように、マインドをチェンジしていってください。
下請け脱却で失敗する方たちは、取引の方法だけを「元請け」にするため、マインドが下請けのままお客さんと接してしまいます。
その結果、お客さんが求めているのとは違った印象を与え、「何か違うな」とお客さんに感じさせてしまっています。
このギャップを言語化することは簡単ではありません。
でも、感覚なのでお互いに伝わってしまいます。
一朝一夕でマインドは変えることはできません。
ですから、下請け脱却を考えているのなら、一日でも早く、一時間でも早く、元請けマインドにチェンジし、今の仕事を完遂するようにしてください。
2: あなたのお客様は誰ですか?
元請けマインドにチェンジしながら、裏側では着々と下請け脱却のための準備をしましょう。
下請け脱却するために、最初に必要なのはこれです。
「あなたのお客様は誰ですか?」
この質問に答えてみてください。
どういった方でしょうか?
例えば、
男性でしょうか?それとも女性でしょうか?
年齢は何歳くらいの方でしょうか?
問い合わせしてきてくれる人と、財布を握っている人は同じでしょうか。
どのような生活を送っておられるかたですか。
年収は?職業は?
どんな悩みをもっているでしょうか?
あなたの視点ではなく、事実から拾い集めてください。
今まで下請けした仕事を元に、どのような方の仕事が多かったのか。
どのような地域に下請けで仕事へ向かうことが多かったのか。
外壁塗装をしているときに見える生活スタイルは、どのような印象だったのか?
どんな車を所有し、どのような奥様がいらっしゃったのか。
そして、作業しているとき、あなたの仕事ぶりを見て、喜んでくださった方はどのような人だったでしょうか。
あなたはすでに、下請け仕事の中で、あなたのお客様候補と接しています。
喜ばれた人。
無関心だった人。
怒られた人。
当然ですが喜ばれた人が、あなたの仕事や、あなたの人間性に共感されたお客様です。
もう書き出すことができると思います。
すぐに、あなたのお客様を書き出してみてください。
3: 自分で集客する方法
あなたのお客様を書き出し見つけることができますと、次のステップへ進めます。
次のステップは、そのお客様が「どこにいるのか」を発見することです。
ここで注意することがあります。
この場合の「どこ」とは、具体的な場所であっても構いません。
他には、「スマホ」という場所にいるかもしれません。
年代や地域性によっては「新聞」という場所かもしれません。
あなたのお客様が「どこにいるのか」を見つけないと、誰もいないところにいくらあなたの良さをアピールしても、誰も見向きもしてくれません。
4: スマホを使う世代ならホームページ集客
もし「どこにいるのか」の答えが「スマホ」や「インターネット」だったとすると、ホームページから集客する方法が使えます。
このような場所にいる人達は、一日の半分はスマホであれこれ検索したり、ニュースをみたり、友人や知人とメッセージのやりとりをしています。
であるなら、この人達がスマホから検索しそうな「キーワード」で、あなたのホームページへ誘導してみましょう。
たったこれだけで、あなたの理想のお客様が、あなたを見つけてくれる可能性が高くなります。
そして、今の30代、40代が年を重ねると、8割、9割の人がスマホを使い、インターネットを活用するようになりますから、将来性を見抜いて今からホームページでの集客を始めておくことは大切だと思います。
5: ホームページで売ろうとするな!
あなたに先見の明があり、ライバル達よりも一歩も二歩も先行し、ホームページから理想のお客様だけを集客しようと考えているのなら、
ここで一つ重要なことをお伝えしておきます。
それは、こういうことです。
「ホームページで集めても、すぐに売ろうとするな!」
ということです。
ホームページですぐに売ろうとすると「押し売り」っぽくなってしまいます。それでは、今のお客様は逃げてしまいます。
せっかく魚が近づいて来ていたのに、音がして魚が四方へ散らばり逃げたような状況になってしまいます。
これでは意味がありません。
そこで、いきなり「売る」のではなく「お問い合わせ」をいただくようにしておきたいのです。
問い合わせを頂ければ、メールや電話でやりとりすることもできます。
先方に確認して、お家へお伺いすることも簡単です。
そして一番難しい、最初のコミュニケーションがスムーズに進みます。
「売る」というハードルの高いことを望むより、最初は低いハードルを一歩ずつクリアしてもらうことにフォーカスしてください。
6: まとめ
下請けからの脱却を「いきなり」はじめてはいけません。
自分達のマインドを変化させながら、平行して理想のお客様像を見つけ、その人達が「どこにいるのか」を探さないといけません。
すべてはここから始まります。
その先に、ホームページで集客するのか、チラシで集客するのか、という「手法」が登場します。
もし、あなたが下請けから脱却しようと考えておられるけれど、自分たちのマインドをチェンジする方法がわからない、理想のお客様の見つけ方が自分たちだけではわからないということでしたら、
ご遠慮なく、私のお問い合わせしてみてください。
あなたが下請け脱却するために必要なことを、丁寧にアドバイスさせていただきます。