外壁塗装業の元請け仕事はできる限り避けたいものです。
安くなく無理強いしない仕事なら請けたいですが、そうじゃない仕事がほとんどです。
元請け仕事を断るのは難しいですが、今後断れるように準備しておく必要があります。
元請けの仕事は断りにくい
元請けの仕事を断るのはなかなか難しいです。
下請けがメインなら、仕事を断わることで食べていけなくなります。
一度断ると、すねて仕事をくれない元請けもいるので面倒くさいです。
しかし断らず、そのまま請け続けるとあなたが苦しくなります。
それなら苦しい仕事を断らずにすむように、工夫してはどうでしょうか?
まずは元請けの仕事を断る理由を考えてみましょう。
仕事を断る理由
元請けの仕事を断る理由として、次のようなものがあります。
・仕事量
・費用
・苦手
仕事量が多いなら、どうしても請けられないことはあります。
工期が極端に短かったり、大規模なら他の業者待ちだったりとスケジュールも大変です。
それで無理に請けると、新規や既存の仕事に影響がでて迷惑をかけてしまいます。
激安な請負費用では難しいです。
今でも足元を見て、日当8000円~と平気で言ってくる元請けがいるほどです。
仕事がない状態が続くと、赤字でも請けたいかもしれません。
費用は仕事を請ける際の大きな判断になります。
しかしあまりにも割が合わないと断らざるを得ないです。
仕事を請けれる量で、費用も安くはないけど断りたいときもあります。
仕事の内容が苦手なら断りたくなるでしょう。
たとえば屋根の雨漏りや屋上防水など、専門以外が安易に手を出すとかえってトラブルになる場合もあります。
やはり餅は餅屋です。
仕事を断らずにすむ方法
そして断る理由があっても、元請け仕事を断らずにすむ方法もあります。
仕事量が多いけど断らずにすむには、あなたが請けれる体制にする方法があります。
例えば、職人を多く雇えば仕事量を増やすことはできます。
一人なら断るしかありません。
一人でやっていくか、職人を雇うかは分岐点です。
ゆいまるWebの場合は起業当初から一人でやっています。
人を雇うのが苦手だからです。
ITを使って効率化しているからできています。
・事務系はFreeeで自動化
・営業や打ち合わせはZoomかMeetでオンライン(一都三県以外)
・契約書はクラウドサイン(たまに郵送もやります)
などです。
効率化で一人で工事ができる、無理しない仕事量にするのもいいです。
職人を増やし仕事量を増やして、億単位の売上を目指すのもいいと思います。
要はあなた次第です。
働き方、生き方のライフスタイルをどうしていくかです。
費用が理由で断らずにすむようにするには、請負費用を事前に明かしておくという方法です。
ホームページに請負費用を載せている、請負専門会社があります。
仕事内容にもよりますが、事前に〇〇工事は〇〇円~と表記しておけばいいです。
そうすれば費用が理由なら、依頼自体がありません。
お断りしなくてすむわけです。
事前に費用を明かしにくいという場合もあるかもしれません。
それでもある程度の値段を明かしておきましょう。
お断りする回数も減ります。
苦手な工事が理由で断らずにするには、費用と同様に先にホームページで知らせておきましょう。
「何でもやります!」「気軽にお問い合わせください」だと、どうしても断ることが増えてしまいます。
あなたが何が得意で苦手なのかを、事前にホームページで伝えておきましょう。
お断りするような依頼がくるということは、こちらの落ち度である場合も多いです。
もし断ることが増えてきたら、断わらなくていいように自らの発信を見直してみましょう。
自立できる道を作る
元請け仕事を断る理由と対策を考えてみましたが、そもそも元請けとの付き合いを見直してはどうでしょうか?
もちろん元請けとの付き合いは、大事にする必要があるかもしれません。
しかし、この先元請けと長く付き合えるかは何の保証もありません。
コロナ禍なので、何が起きてもおかしくはありません。
それならば、今のうちから自立できる道を作る必要があります。
自立して独自で売上を増やすようにすべきです。
独自の売上があれば、元請けからの依頼はなくなります。
そうなれば、仕事量や費用、苦手な工事は自分でコントロールできます。
グリップを自分で握ぎり続けていくからこそ、状況判断でき仕事が安定するんです。
グリップを元請けに握らせないようにしましょう。
実際にグリップを自分で握って、億の売上げを出しているパートナー業者が多くいます。